012015年の街の会場
2015年のフェアは「LOVE and PEACE」を掲げた第9回だった。青参道一帯だけでなく、青山、表参道、原宿など約40店舗を会場とし、40組以上のアーティストを紹介する構成だった。IOSSELLIANI T-02-IOSも、その街の会場をつなぐ参加一覧に名を連ねていた。
作品を見るために一か所へ集まるのではなく、街を歩き、異なる店内へ入ることがフェアの特徴だった。ふだんは買い物や散歩のために通る場所が、アートに出会う場になっていた。
02別の年の記録――2013年
同会場の2013年の参加紹介では、武居功一郎(waitingroom)が取り上げられていた。写真をコンピュータへ取り込み、デジタル加工によって作品を制作する作家だった。一見すると油彩のように見えるタッチがあり、写真と絵画、デジタルとアナログの境目を行き来するような作風が説明されていた。
これは2013年の作家紹介で、2015年の出品作家を示すものではなかった。会場名が同じでも、年ごとの作品や参加関係は別に記録されていた。2013年については作家の個展や活動歴までの紹介があった。
03店内で出会う現代アート
青参道アートフェアの目的には、アートで通りを賑わせることと、若手現代アーティストの作品を購入する楽しみを知ってもらうことがあった。作品を高価で難しいものと感じていた人にとっても、街の店内は作品へ近づく入口として位置付けられていた。
フェアの説明では、若手作家の作品には手頃なものもあり、ここで初めて作品を購入した人も少なくなかったと紹介されていた。生活に作品を迎える経験そのものが、その趣旨だった。
042015年のテーマと期間
「LOVE and PEACE」というテーマには、愛と平和をあらためて確かめる手掛かりをアートに求める問いが込められていた。参加会場は、それぞれの展示とともに、そうした全体の言葉の中にも置かれていた。
会期は「2015 年10月15日(木) ~ 10月18日(日)」と示されていた。IOSSELLIANI T-02-IOSには、2013年と2015年の参加記録があった。
