青山通りから、表参道へ2007 — 2015

通りの店 · 2012

店とギャラリー — 2012年の青参道

2012年の青参道の店案内には、11の店舗・ギャラリーの名前が並んでいた。服、ジュエリー、インテリア、アートなど、異なる入口がひとつの通りに重なっていた。

植栽と店先の窓に囲まれた静かな路地
路地の風景のイメージ

012012年の店舗一覧

以下は2012年の店案内に掲載された名称だった。読み方も併記され、店名の文字だけでは分かりにくい響きが添えられていた。並びは当時の一覧に沿った。

  • io 表参道店 — イオ
  • Wut berlin — ヴット ベルリン
  • IOSSELLIANI T-02-IOS — イオッセリアーニ
  • hpgrp GALLERY TOKYO — エイチ ピー ジー アール ピー ギャラリー トウキョウ
  • Juana de Arco — ホォアナ デ アルコ
  • SERGE THORAVAL — セルジュ トラヴァル
  • H.P.DECO 東京店 — エイチ ピー デコ
  • 水金地火木土天冥海 — スイキンチカモクドテンメイカイ
  • JAMIN PUECH 表参道店 — ジャマン ピュエッシュ
  • soup of he(r)art — スープ オブ ハート
  • Bazar et Garde-Manger — バザー エ ガルド モンジェ

02服や装いから始まった街の話題

2013年のHOME PARTYでは、io H.P.FRANCEがプリントや刺繍を使ったドレスを紹介し、Wut berlinが食器を使うホームパーティーの演出を行った。Juana de Arcoは「アルゼンチンからの招待状」を掲げ、店内に小さなバルコニーを設けた。店の表情は商品を並べるだけでなく、その周囲にどんな時間を作るかにも表れていた。

同じ2013年の催しでは、SERGE THORAVALが初夏のバングルを題材にしたフェア、JAMIN PUECHがリヴィエラでのバカンスをイメージしたディスプレイとポーチ作りのワークショップを行った。IOSSELLIANI T-02-IOSは「Dolce far niente -自由にすること-」を掲げ、食器とジュエリーを組み合わせてホームパーティーを表現した。これらは2013年の企画として、2012年の一覧とは時間を分けて読んだ。

03室内の風景とアート

H.P.DECOは2013年のHOME PARTYで「Small gatherings」をテーマに、家具や色鮮やかな道具を使う集いの空間を提案した。soup of he(r)artは「HOME SWEET HOME」のもと、イラストを使ったホームコレクションを紹介した。Bazar et Garde-Mangerは布や食器による色彩豊かな室内を題材にし、その庭には期間限定のカフェも登場した。

hpgrp GALLERY TOKYOは同じ催しで大橋愛の写真展「piece」を紹介した。写真を暮らしのなかに飾ることを考える永田陽一のトークも行われた。水金地火木土天冥海ではインドラ氏を迎えたジュエリーの企画があり、各店の異なる関心が、生活をめぐる共通の話題につながっていた。

04店名を年とともに読む

2012年のアートフェアでは、店舗一覧に載った店に加え、青山、表参道、原宿などの会場が紹介された。通りの日常的な店案内と、フェアの参加店名簿は同じ範囲ではなかった。前者は街の構成を示し、後者はその年の催しがどこへ広がったかを示した。

同じ店の名前が別の年に登場しても、出展者や企画は異なっていた。店が関わる方法も、作品の展示、手仕事のワークショップ、食をともにする集いなど、その時々の催しによって変わった。店舗一覧とフェア記録を行き来すると、場所の継続と内容の変化の両方が見えた。