01動く彫刻から映像まで
タムラサトルは1972年栃木県生まれ、1995年に筑波大学芸術専門学群総合造形コースを卒業した。2015年の紹介では、動く彫刻から映像作品まで幅広い作品を発表してきた作家として取り上げられていた。動きそのものを作品の要素として扱うことが、その制作を読むための中心になっていた。
個展歴には、2010年「小山マシ-ン」、2011年「100の白熱灯のための100のスイッチ」、2012年「Nマシ−ン」、2013年「PointofContact#4」「PointofContact#5」が並んでいた。光やスイッチ、機械との接点を思わせる題名が、それぞれの時期の仕事として紹介されていた。
022014年と2015年の仕事
2014年には栃木県立美術館での「タムラサトル《真夏の遊園地》」、BEAMSTIMEでの「白熱灯のためのスイッチ」、テヅカヤマギャラリ-での「愛マシーン」が紹介されていた。これらは作家の経歴に記された展覧会であり、ganzo(参加店舗)の展示作品名として記されたものではなかった。
2015年の個展歴には、nap galleryでの「テレポーテーション/まほのデスクが2m移動した」と、BEAMSTIMEでの「スピンクロコダイル3」があった。同年のグループ展には「IRON∞MAN2015」や「アーツさいたま・きたまちフェスタ」が記載されていた。ひとつの作品形態だけに閉じない活動が、参加作家の背景として伝えられていた。
03紹介された経歴の範囲
紹介には受賞歴も含まれ、2009年の特別賞などが記されていた。
会場での個々の作品名、作品点数、設置の順序については詳しい説明がなかった。残された内容の中心は、参加作家、併記された人物とギャラリーの名前、機械と動きに関わる制作の紹介だった。
042013年と2014年のグループ展
2013年のグループ展歴には「こども+おとな+美術館「アートといっしょ」」があり、群馬県立近代美術館での発表として紹介されていた。同じ年には「あいちトリエンナーレ2013 企画コンペ」への参加も記されていた。
2014年には川崎市岡本太郎美術館での「開館15周年記念展「TARO賞の作家Ⅱ」」、銀座の「THEMIRROR」、喜多方市美術館での「デイリリーアートサーカス2014」などが紹介されていた。機械仕掛けの立体を軸とする作家が、異なる企画や展示空間へ作品を発表してきたことを示す経歴だった。
当時の紹介には「京都国際映画祭」への参加も記されていた。動く彫刻から映像作品までの幅を持った仕事が、個展だけでなく様々なグループ展にもつながっていた。過去の展示歴と作家の制作方法が併せて紹介されたことで、2015年に取り上げられた作家の背景が伝えられていた。
05街の空間と作品の出会い
2015年のフェアは「LOVE and PEACE」をテーマに、ショップやカフェをアートを飾る会場として用いた。ganzo(参加店舗)の紹介も、街の中で作家の表現へ出会うための入口になっていた。青参道の歩行と、それぞれの店内で立ち止まって作品を見る時間が、フェア全体の構成を支えていた。
