01ふたつの大通りをつないだ名前
青山通りと表参道。その間のL字型の裏通りを「青参道」と名付けたことが、街の紹介の出発点だった。名前は周辺の地名を思い浮かべさせる一方で、大通りとは少し違う過ごし方を示していた。通りの案内には、歩きなれた道から路地へ入り、寄り道をするという言葉が添えられていた。
「青参道」は公式の行政区域や自治体による地区名ではなかった。周辺の青山・表参道という観光上の呼び方に対し、青参道は裏通りを紹介するための名前だった。名前の由来を知ることは、街の範囲を大きく取り過ぎず、当時どのような場所を紹介していたのかを理解する助けになった。
02多様な店が並んだ裏通り
街の説明に並んだのは、ブティック、インテリア、ヘアサロン、アートギャラリー、カフェだった。2007年の一覧にはフード、ブック、ジュエリー、スクールなどの分類もあった。通りはひとつの業種にまとめられた場所ではなく、違う関心を持った人がそれぞれの入口を見つけられる場所として紹介されていた。
その違いは、秋のアートフェアで別の意味を持った。展示専用の空間だけでなく、服や生活の道具が並ぶ店舗スペースにも作品が置かれた。店を見る視線と作品を見る視線が交わり、通りを移動することが展示をめぐることになった。日常の買い物の道にアートが加わる構成だった。
03この記録が扱った時間
このサイトが記録の対象としたのは、青参道の街の紹介と2007〜2015年の青参道アートフェアだった。会期、テーマ、参加者、催しの組み合わせは年ごとに異なっていた。記録が詳しい年もあれば、出展者や会場の情報が部分的な年もあった。
街のイベントには、2009年の浴衣祭りや青参道いちば、2013年のHOME PARTYなどがあった。衣服、音楽、写真、手仕事、食の時間が通りに重なり、店と人の関係がさまざまな場面を作っていた。秋のフェア以外にも、季節ごとの街の表情があった。
04年ごとのページの読み方
同じ店の名前が複数の年に登場しても、展示内容が同じだったわけではなかった。作家の紹介や会場の組み合わせを年ごとに読むことで、通りを使う方法の違いが見えた。2011年の歩行プログラムと2014年の写真への焦点は、どちらも日常とアートを近づけたが、その入口は異なっていた。
店の一覧は当時の街の構成を示す記録だった。各年の展示と催しをあわせて読むと、その時期の青参道がどのような場所だったかが見えてきた。独立した記録として、その関係をたどることが本サイトの目的だった。
05本サイトの立場
本サイトは青参道エリアと青参道アートフェア(2007〜2015年)の記録を目的とした独立したサイトであり、株式会社アッシュ・ペー・フランスおよび参加ギャラリー・店舗とは一切関係ありません。
This is an independent record of the Aosando area and of the Aosando Art Fair (2007–2015). It is not affiliated with H.P.FRANCE S.A. or with any participating gallery or shop.
