01暮らしの楽しみを通りへ
企画の言葉は「青参道ライフ」だった。ファッション、インテリア、アートギャラリーが集まる街で、もてなしや時間の楽しみ方を考える内容だった。各店での催しに加えてフリースペースの演出や出店もあり、店の中と外がつながっていた。
HOME PARTYの日付は「5月4日(土)・5日(日)」と記されていた。店ごとのテーマに合わせ、食やワインも取り入れられた。家族や友人と過ごすような時間を街に持ち込む構成は、作品を見るだけではなく、その周囲でどう過ごすかを考える秋のフェアとも通じていた。
02写真と手仕事を暮らしのなかで考えた
hpgrp GALLERY TOKYOでは、大橋愛の写真展「piece」とともに、永田陽一のトーク「アートライフのすすめ」が紹介された。写真を室内に飾ることや、オリジナルプリントのある空間が話題になった。作品を暮らしに迎えることを、具体的な室内の風景から考えた企画だった。
JAMIN PUECHでは、布やパーツを使ったポーチ作りのワークショップが行われた。ビーズやスパンコールの付け方、刺繍など、手を動かす内容が含まれていた。同店の店頭にはフラワーマルシェも登場し、素材を選ぶこと、作ること、部屋に飾ることがホームパーティーの主題につながっていた。
03店ごとのホームパーティー
H.P.DECOは「Small gatherings」をテーマに、家具や色鮮やかな道具を使った集いの空間を紹介した。soup of he(r)artは「HOME SWEET HOME」、Bazar et Garde-Mangerは「ARTY COLORFUL PATCHWORK」を掲げ、布や食器を通じて部屋の表情を考える内容だった。
Juana de Arcoの「アルゼンチンからの招待状」では、小さなバルコニーとマテ茶などが紹介された。IOSSELLIANI T-02-IOSは「Dolce far niente -自由にすること-」を掲げた。服やジュエリー、家具などの違いを越えて、自分の好きなものと時間を過ごすという関心が各店に重なっていた。
04庭のカフェと移動する音楽
Bazar et Garde-Mangerの庭には、カフェ「holiday」が登場した。COLORをテーマにしたフードが紹介され、街歩きの途中に緑のある庭で一息つく時間が添えられた。Wut berlin前のフリースペースにはコーヒーの出店や小さな野菜畑の空間演出もあり、屋外にも暮らしを題材にした場面が広がった。
バイオリン、アコーディオン、ギターのトリオ「代官山王国」は、通りを移動しながら演奏した。最終日の「5月6日(月)」にはフィナーレパーティーが行われ、テーブルを囲むこと、演奏を聴くこと、食事をともにすることがひとつの時間になった。店の企画が街の集いへ広がった催しだった。
