青山通りから、表参道へ2007 — 2015

HOME PARTY · 2013

HOME PARTY — 2013年のプログラム

部屋に写真を飾る、布で小さなものを作る、花を選ぶ、音楽を聴く。2013年のHOME PARTYでは、通りの店が暮らしの楽しみをそれぞれの方法で紹介した。

歩道の脇に重なる秋色の葉と店先の明かり
秋の植栽のイメージ

01写真のある空間を語った夜

「5月4日(土)」にhpgrp GALLERY TOKYOで行われた永田陽一のトークは、「アートライフのすすめ」— オリジナルプリントのある空間 — と題された。欧米のフォトギャラリー、コレクター、インテリアなどの様子をスライドで紹介し、写真のある暮らしを解説する内容だった。

永田陽一は、その企画で写真家であり、ファインアートフォトを紹介するフラクションマガジンジャパンの主宰として紹介された。トークの後にはオリジナルプリントを鑑賞しながら歓談する時間も設けられた。写真を買うことや飾ることの前に、どのような空間や時間を作品と共有するかを考える催しだった。

02小さなポーチと店頭の花

JAMIN PUECHのワークショップは「5月5日(日)」に行われた。布やパーツを使うオリジナルのポーチ作りで、ビーズやスパンコールの付け方、刺繍のレクチャーが含まれていた。完成したものを見るだけでなく、素材を組み合わせる過程に触れる企画だった。

同店では「5月3日(金)・4日(土)」にfleuriste PETITaPETITによるフラワーマルシェが紹介された。パリの日常をイメージし、季節の花、色、香りを大切にした内容だった。バッグのディスプレイ、手仕事、花という別々の要素が、ホームパーティーの部屋を思い描く入口になっていた。

03緑のある庭と、通りの演奏

「5月3日(金)〜5日(日)」には、Bazar et Garde-Mangerの庭にテイクアウトカフェholidayが登場した。COLORを主題にしたフードが紹介され、通りを歩く途中で庭に立ち寄る時間が提案された。色彩豊かな布や食器を紹介する同店の企画と、屋外で過ごす時間がつながっていた。

「代官山王国」の演奏日は「4月28日(日)、5月4日(土)、5月6日(月)」と記された。バイオリン、アコーディオン、ギターのトリオが通りを移動しながら演奏した。音楽が一か所に留まらず、街を歩く人とともに場所を変えたことが、店をめぐる催しにふさわしい構成だった。

04集いを作った各店のテーマ

H.P.DECOは「Small gatherings」、soup of he(r)artは「HOME SWEET HOME」、Bazar et Garde-Mangerは「ARTY COLORFUL PATCHWORK」を掲げた。家具、イラストを使ったホームコレクション、色彩豊かな布や食器など、生活に関わる題材が店ごとに異なる形で紹介された。

JAMIN PUECHの「Vacances sur la Riviera 〜リヴィエラでのバカンス〜」、Juana de Arcoの「アルゼンチンからの招待状」など、遠い場所の風景を店内の時間へ重ねる企画もあった。同じHOME PARTYという言葉のもとでも、一つの見本に揃えるのではなく、それぞれの店の世界観が表れていた。

05フィナーレのテーブル

「5月6日(月)」のフィナーレパーティーは、H.P.DECO前で行われた。「Small gatherings」という言葉のもと、世界の文化やそこに集まる人々が時間と空間を共有し、小さな出会いやコミュニティが生まれることが語られた。

この催しでは、写真、手仕事、花、音楽、食という別々の関心が、通りで過ごす時間を通して結び付けられた。各企画の題名と日付を読むと、ゴールデンウィーク全体の企画と、一日ごとの出来事が重なっていた様子が見えた。