012008年の一覧について
この年の出展者紹介には27の項目が並んでいた。個人、グループ、展覧会の企画を含む一覧であり、27人の名簿という意味ではなかった。絵画や写真、彫刻、光、布、家具に近い表現など、さまざまな媒体が街に重なっていた。
0201. 田中麻記子
鉛筆画、油絵、版画などによる心象地図のような表現が紹介された。前年のガラス一面の作品に続き、2008年には立体作品を展示すると記された。
0302. 大山エンリコイサム as OEIL
ポストグラフィティをキーワードに、作品制作、ライブペイント、ワークショップ、トークショウなどを行う作家として紹介された。
0403. Nigel Scott
写真を軸に活動し、雑誌やファッションのカタログ、広告の分野にも表現を広げた写真家として紹介された。
0504. Generate Presents : Limited Editions by Design's Rising Stars
若手デザイナー7組のリミテッドエディションを扱った企画だった。作品と商品の間にあるデザインを紹介する構成が示された。
0605. Davide Savorani
パフォーマンス、絵画、立体による表現が紹介された。縫い合わせた大きな手を通して、不安と皮肉が混在する世界が語られた。
0706. ANTE VOJNOVIC
光のインスタレーション、彫刻、スペースデザイン、ウインドーのアートワークなど、さまざまな媒体を使う作家として紹介された。
0807. MARIANA CORTÉS
「VISTE TU INTERIOR!」という言葉とともに、アルゼンチンのアート空間が紹介された。Juana de Arcoのデザイナーとしての役割が記された。
0908. anamachy painting
水彩、アクリル、墨などの水溶性の画材を用い、モチーフのシルエットを通して日常の美しさを描く表現として紹介された。
1009. 佐原和人
水溶性の画材を使った絵画や映像、浮世絵から続く日本的感覚と日常の美しさについての説明が添えられていた。
1110. 永岡大輔
インクの線を繰り返し重ねる繊細な表現が紹介された。緻密な線の集積と、記憶から消える直前のような儚さが語られた。
1211. 岡村透子
キャンバスや和紙を重ねる手法と色彩が特徴として紹介された。素材の重なりが画面に立体感を生み、描かれた少女の存在感に関わった。
1312. 小池一馬
滲みを生かした表現と、薄いインクの柔らかさ、場面を捉える緊張感を持つ作品として紹介された。
1413. Anne-Valerie Dupond
ヴィンテージや柄物の布を使う彫刻が紹介された。手縫いの動物や彫像は、表情や身体の曲線にユーモアを持つと説明された。
1514. 大竹夏紀
ロウケツ染めでアイドルを描く表現が紹介された。愛らしさを求められる少女像と、欲望や妄想の中で増幅される輝きが主題として語られた。
1615. 植松琢麿
動物の剥製、天然石、植物のイメージなど、異質な素材や像の組み合わせが紹介された。生命への感覚と身体の物質的な不安定さが説明された。
1716. TAKA
色、形、質感を独自の視点で再構築する写真作品が紹介された。各国で写真を撮り続けるフォトグラファーとして記された。
1817. Traer Scott
写真展「Four Legs and a Soul」が紹介された。シェルターや路上で暮らす犬の姿を通して、捨てられるペットの状況を写す内容だった。
1918. 牡丹靖佳
鉛筆と油絵の具による平面作品を中心とした新作展が紹介された。当たり前に見えた世界を、神話のような風景へ組み替える表現だった。
2019. トモエ
プラモデルの装飾用ステッカーのコラージュを中心とした作品が紹介された。新作はカッティングシートのコラージュによるキャンバス作品だった。
2120. 北川貴好
環境や建物そのものに関わる制作が紹介された。青参道では緑のレーザーの光が砂利に反射し、竹や建物へ延びるインスタレーションを展開した。
2221. 澁谷忠臣
人物、動物、工業製品などを独特の面と直線で組み立てる表現が紹介された。動物のシリーズから壁画までの広がりが記された。
2322. 東京都現代美術館 ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力
ブラジルの芸術を紹介する企画の一部が、青参道アートフェアでも取り上げられた。エリオ・オイチシカなどを通したブラジルの創造力が説明された。
2423. CHRISTOPHE COPPENS HOME-ACCESSORIES THE TABLE
食卓と現代の国際的な食習慣を題材にしたホームアクセサリーが紹介された。日常の食事の場にシュールな表情を加える企画だった。
2524. 本池大介/本池作人
レザーとシルバーを使う表現を、商品が並ぶ店で展示したと紹介された。素材の技術とアートが結び付いた展示だった。
2625. The Artists Who Love Mickey & Minnie
トートバッグをキャンバスにした企画だった。作品をプリントしたバッグが展示され、日用品とストリートの表現が結び付けられた。
2726. From Scotland With Love
スコットランドのブランドとデザイナーによるコラボレーションのファッション・ピースが紹介された。東京でのフルコレクション展示として説明された。
2827. エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ウルトラ」
ディレクター個人を出展単位とするアートフェアが紹介された。作品、展示、マーケットから個の力を引き出す新しい形式の提案だった。
