青山通りから、表参道へ2007 — 2015

青参道アートフェア・参加会場の記録

2015年 SERGE THORAVAL|参加会場の記録

SERGE THORAVALは、青参道アートフェア2015の参加会場として記されていた。この年の出品作家や作品、展示の構成に関する詳細は不明だった。参加の事実と、別の年に紹介された作家の記録が残っていた。

窓から柔らかな光が入る、白い壁の展示空間
展示空間のイメージ

01「LOVE and PEACE」の参加会場

第9回の青参道アートフェアは「LOVE and PEACE」という言葉をテーマに掲げた。街のショップやカフェが作品を飾る会場となり、青参道一帯に加え、青山、表参道、原宿など約40店舗が参加する構成だった。

SERGE THORAVALはその会場一覧に含まれていた。40組以上のアーティストを紹介したフェア全体の中で、街の一つひとつの店内が作品に出会う場所となっていた。

022013年に紹介されたniu

同会場の2013年の参加紹介では、niu(にゅう)(now fashion agency)が取り上げられていた。2002年から本格的な表現活動を始め、デザインやイラストなどへ仕事を広げた作家として説明されていた。

その年の活動歴には、2013年7月にポーラ美術館の遊歩道へ設置されたブロンズ像11体「ひかり、おと、におい、てざわり(the senses)」が記されていた。これは2013年に紹介された作家の過去の仕事で、2015年の会場の出品内容ではなかった。

03会場と年をたどること

青参道アートフェアの記録には、同じ店名が異なる年に現れた。ひとつの場所が繰り返し街の企画に加わる一方で、紹介された作家や作品の内容は年ごとに異なっていた。SERGE THORAVALについても、2013年には作家の詳しい紹介があり、2015年については参加会場としての記録が中心だった。

店舗のスペースを展示会場にするというフェアの形式は、アートを日常の動線に重ねるものだった。普段の路地や店内で立ち止まることが、異なる表現へ関心を向けるきっかけになっていた。

04作品を身近にするフェアの趣旨

フェアの目的には、若手現代アーティストの作品を購入する楽しみを伝えることがあった。専門的な知識の有無にかかわらず、自分の好きな作品と出会い、生活に迎える経験へつなげることが語られていた。

2015年の会期は「2015 年10月15日(木) ~ 10月18日(日)」だった。愛と平和という言葉を2015年の空気の中で捉え直す趣旨と、作品を街で楽しむ形式が重なっていた。SERGE THORAVALの同年の参加は、その街の広がりのひとつとして記されていた。