青山通りから、表参道へ2007 — 2015

青参道アートフェア・参加会場の記録

2013年 IOSSELLIANI T-02-IOS|武居功一郎

青参道アートフェア2013のIOSSELLIANI T-02-IOSでは、武居功一郎(waitingroom)が紹介された。写真をコンピュータへ取り込み、デジタル加工によって作品を制作し、絵画と写真のあいだを行き来するような表現が説明されていた。

窓から柔らかな光が入る、白い壁の展示空間
展示空間のイメージ

01写真を取り込み、絵画のような表情へ

当時の紹介は、作品が一見すると油彩のようなタッチに見えたことを挙げていた。出発点は写真でありながら、加工された像を見たときに絵画なのか写真なのかという問いが生まれる作風だった。

デジタルとアナログという二つの区分の境目を行き来するような表現としても説明されていた。制作の方法と、見る人に現れた像の印象との間に違いがあることが、武居功一郎の作品を紹介する中心になっていた。

02個展の歩み

武居功一郎は1974年生まれと記されていた。個展歴には、2009年の「STOPPING AT」と2011年の「PICTURE ELEMENT」が挙げられ、いずれもwaitingroomでの発表として紹介されていた。

これらは参加時の経歴に記された展覧会名であり、2013年のIOSSELLIANI T-02-IOSの出品作を列挙したものではなかった。

032012年までの活動

グループ展歴には、2012年の「非日常のライフスタイル」「VOCA展2012」「New City Art Fair」が記されていた。2011年の「ULTRA004」「in the waitingroom」、2010年の「ULTRA003」「ART FAIR FREE」「ある不在の痕跡」なども紹介されていた。

2009年には「ULTRA002」「NEXT DOOR MIX」や二人展「between points」、2008年には「WONDER SEEDS 2008」があった。2012年の「VOCA展2012」での奨励賞も、当時の紹介に含まれていた。様々な形式の展示へ参加した歩みが、作家の背景として示されていた。

04作品を見る場としての店内

青参道アートフェアは、若手現代アーティストの作品に触れ、その作品を購入する楽しみを知ってもらうことを目的としていた。専門の展示空間だけでなく、街の店舗のスペースが会場となった点が特徴だった。IOSSELLIANI T-02-IOSも、2013年にそのような場として参加した。

写真なのか絵画なのかという作風の説明は、目の前の像を少し長く見るための手掛かりになっていた。