青山通りから、表参道へ2007 — 2015

青参道アートフェア・参加会場の記録

2013年 NEAL’S YARD REMEDIES|プランティカ

青参道アートフェア2013のNEAL’S YARD REMEDIESでは、フラワーアートユニットのプランティカが紹介された。いけばなの美学をもとに、植物による表現を空間演出やビジュアル制作へ広げていたユニットだった。

窓から柔らかな光が入る、白い壁の展示空間
展示空間のイメージ

01植物を芸術へ昇華するという問い

プランティカの紹介には、「植物という有機物をいかに芸術に昇華するのか」という問いが記されていた。約600年続く華道の伝統を意識しつつ、従来の生け花の枠にとどまらない表現を追い求めていたという説明だった。

花を飾るという行為だけでなく、植物の形や空間への置き方を含めて制作へ向けた姿勢が示されていた。表現の場をストリートに求めたり、プロダクトを制作したりする活動も紹介され、花による仕事が様々な場へ展開されていた。

02空間演出とビジュアル制作

当時の主な仕事として、現代的な花のディスプレイやアレンジ、空間演出、ビジュアル制作が挙げられていた。国内外で活動しながら、植物と周囲の場との関係を含む表現を行っていた。

代表作の説明には「THE SUPER NATURAL RIDE EXHIBITION」のパブリックアイコンやグリーンディレクション、四季をテーマにしたキービジュアル制作があった。これらはユニットの活動例として紹介された仕事であり、NEAL’S YARD REMEDIESでの展示作品を列挙したものではなかった。

03個展「plantica / Nomadic」

12年には銀座のPOLA MUSEUM ANNEXで、初の大規模個展「plantica / Nomadic」を開催したと紹介されていた。広告やメディアへの登場に加え、まとまった個展という形で独自の世界観を提示した経歴だった。

2013年の参加紹介は、それまでの仕事を背景に、植物を使った自由な表現活動を伝えていた。この会場での出品作品名、作品点数、展示の具体的な配置は詳しく記されていなかった。

04街の展示と植物の表現

青参道アートフェアは、店舗のスペースがアートを飾る会場になることを特徴としていた。ギャラリー以外にもブティック、カフェ、サロンなどが加わり、街を歩く中で作品へ出会う機会が設けられた。NEAL’S YARD REMEDIESは、その2013年の参加会場のひとつだった。

プランティカの記録は、植物という身近な素材が、鑑賞する作品や空間表現へ展開されたことを伝えていた。